今回は写真で辿る小笠原諸島旅行記6日目。

この船の旅が終わったら、ついに今回の旅行が終わってしまう…。寂しい…。でも私の夏休みは終わらない!!(無職)

昨夜は21時ごろにスカイデッキに移動。星空観測、ちゃんとできました!22時の閉鎖より少し前くらいに移動。
照明の数は少ないものの、海の上、他に光がないので結構まぶしく感じて、星を見るためには体の向きを工夫する必要がありました。ちゃんと星が見えたのでよかった。

復路は往路とは打って変わって、全然寝ませんでした。なぜなら、山ほど持ち出してきた動画があるのだから!消化しなかったらうそでしょう。

持って行って見たのは以下。主にアニメです。
●アルスラーン戦記風塵乱舞 全8話
●恋と嘘 1~8話
あとは、毎週アマゾンプライムビデオで見ている(宿でDLした)
●ボールルームへようこそ 7話
●メイドインアビス 7話

アルスラーンのみ地上波アニメなのでCMありですが、ガンガン飛ばしてます。1話につき24分×18話分なので、432分。つまり、だいたい7時間くらい。
24時間船の中にいることを思えば、7時間くらい大したことない…ような気もするけど、振り返ると本当に見終わってよかった。うん。

と思ったら、もう1作みたな。
●劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者 1時間44分
うん、すっごいアニメいっぱい見ました。

これ、普通の生活の中で見終えるの無理でしょ。持ち出すためにDLしている時には、まさか帰りの船の中で全部見ることになるとは思っていなかったけどね。

そんな感じで、起きている間はずーっとアニメを見ていて、眠くなったら寝るという感じで過ごしていました。
夜にはしっかり6時間くらい眠って、シャワーものんびり2回ほど浴びて(昨日の夕方と起きてから)、まったりと船移動を楽しみました。
行きは寝ていたから船酔いしなかったのかしら?とも思いまいたが、小笠原での船移動でも酔い止めを飲んでおけば平気だったことから、これは大丈夫なのでは?と謎の自信があり、実際のところまったく船酔いはしませんでした。

アニメ見ている時も、なんだか揺れはするけど車の中で寝ている時と同じような感覚だなーとか思ってました。乗り物に強いのはこういうとき便利。
一番大きな理由は、シンプルに波がずーっと穏やかだったから、というだけの話ですけどね。海がずっと凪。ありがたい限りです。

さて今日のミッションはただ一つ。日の出です。

この日の日の出時刻は5:10。わりとぎりぎりですが5時起き。
速やかにスカイデッキへ。まだ周りには人がいません。

空は晴れているけど、雲の具合はよろしくない。しっかりとした日の出は難しそうだねーって感じでした。
それにしても、寝ている間にすっかり秋空。見慣れた東京の空に近づいてきました。

イワシ雲もいいよね。

水平線からの日の出は見えませんでしたが、太陽が上がってきました。今日もいい天気。

やっぱり雲の量を考えても、往路のときにも日の出を見ておけるとよりよかったかもしれないねーなんて話しつつ戻りました。(とはいえ、眠っていたのだから仕方ない)

まだ朝も早いので二度寝二度寝。
二度寝から起きてからシャワーを浴びて下船準備。
復路ではリラックスできるようにルームウェア的なものに着替えていたので(往路は特に着替えなかった)荷物を動かしている量が多かったんですよね。なので、早め早めにできる片付けから進めました。着替えと化粧くらいなものですけど。

昨夜のお弁当の残りを朝ごはんにして、そのあとは再びアニメタイム。
いやー、快適でした。

あっという間に房総半島が見えるような位置までたどり着きました。館内アナウンスが「洲崎」を通過したことを教えてくれました。
お昼はレストランに。
レストランの窓から貨物船などほかの船もたくさん見えました。

お昼ご飯は小笠原牛のステーキとチャーシュー面(醤油)。
美味しかったです。

お昼と食べた後は、再び船内をうろうろ。
売店でお土産を眺めたり、ラウンジに行ってみたり。
ラウンジのカウンターが空いている時間に来たのが私はこの時が初だったのでキョロキョロ。アップルパイが売ってるじゃあないですか!
アニメが見たいのに眠かったのでコーヒー飲みたいなーと思っていたので合わせて購入しました。

船の中でアップルパイを焼いてるんですって!普通に美味しかったよ。

こんな感じで売ってました。

アップルパイを風と戦いながらデッキで食べました。

ごらん、あれが千葉(房総半島)だ!
竹芝まであと3時間くらい(予定)。

もうすぐ船旅もおしまい。
復路で泊まった【特2等寝台】をご紹介。

往路のときに使った2等寝台との違いは、一つのスペース(廊下に対してカーテンで区切れる1ブロック)に4つベッドがあるか、2つベッドがあるか。
ベットの大きさは変わらないけれど、2つベットのあるスペースに対してカーテンで廊下から区切ることができるので、プライベート空間要素がUP。場所によっては1つのベッドが1つのスペースなので、一人旅でもリラックス可能。

ベッドのカーテンもあるから、もちろん個人スペース確保という意味では2等寝台でも良いのだけど、ベッドのカーテンは開けたまま通路のカーテンを閉めておくと、閉鎖感が減るのでこの点が一番大きいかな。
こうなっていると、通路に荷物を置いて整理するにも他人の目を気にしなくてよいので、身動きがとりやすかったです。食べ物のにおいも気にしないでいいし。

それ以外では、ベッドのサイズは一緒なんだけれど、その中の設備が異なります。
テーブルとして使える棚とテレビが増えます。ライトと電源、ハンガーは変わらないんだけど、棚がすごい嬉しい。お化粧するにも、ご飯食べるにもテーブルって素晴らしい!(化粧は洗面ルームでしましたけど)
揺れで物が落ちないように、ふちに段差があって安心。

復路をこちらにしたのは正解でした。

3時間、片付けをしたりゴロゴロだらだらしていたらあっという間でした。
予定より少しだけ早く竹芝に到着。(予定では15:30)
いつの間に止まったのかわからないくらい静かな船旅の終わりでした。

下船の出口は5階。私たちが泊まったスペースも5階。すぐ近くが降り口でした。
とはいえ、急ぐ理由はなーんにもないので、列が落ち着くまでベットでのんびり。

ひとしきり落ち着いたかな?というタイミングで下船。
東京もいい天気!お世話になったおがさわら丸をもう一度写真に撮って、ゆりかもめ竹芝駅に向かいました。

船から降りても少しだけふわふわした感覚がして、完全に陸酔い(おかよい)。
船酔いはしなくても陸酔いはするっていう。
その感覚が残ったまま無事に帰宅しました。
こちらの東京も晴れ。速やかに洗濯機を回して、干す!
今回の船旅は行きの朝は会社に通勤するのと変わらない時間の出発だったし、帰りは夕方には自宅につくことができて、生活リズム的に良かったです。旅行のための早起き、夜遅い時間の帰宅とか、やっぱりどうしても多いので。

総括としては、小笠原諸島の旅、最高でした。
一番よかったのは完全に天候に恵まれたこと。これは空模様の話だけではなくて、海も含めて。私たちがいく数日前までは、7月下旬に発生した台風5号の影響で海が荒れていたそうです。それが完全に落ち着いていつもの海になったタイミングが今回の旅行のタイミングに一致していたそうです。この話を聞いたときに、そんなに長く影響が出るものなんだと驚きました。

あともう一つは、小笠原諸島はやっぱりちゃんと東京だなってこと。
テレビは普段見ているのと同じだけのチャンネルが見れる、どころか我が家では見れない東京MXが見れる。
ケータイは3キャリア繋がる。(もちろん島の南側、山の中は電波ない場所もあります)
宿には無料Wi-Fi飛んでいて、ネット回線に不自由がない。

このテレビ・携帯電波・ネット回線は、数年前に海底光ケーブルが開通したことで一気に復旧したそうです。(2011年に開通したので、6年前)
このあたりのお話は、父島気象観測所で教えていただきました。

海底光ケーブルとか、もちろん聞いたことはありましたが、改めてその恩恵にあずかるとより一層すごいなーと思いました。

■小笠原海底光ケーブル敷設による情報基盤整備事業の軌跡

まだ読んでいませんが、あとで読んでみよう思います。

沖縄の石垣島、沖縄本島、鹿児島の屋久島と行ってきましたが、父島はそのどれとも違う感じでした。
なんというか、まだまだ観光地としては可能性を秘めている状態。
もともと島にいた人や東京内陸から移住してきた人達が、毎日の日常を過ごす中に観光者も参加させてもらえる、そんな雰囲気。そしてそれがいい。
とくにアクティビティを体験すると、もう一回やりたい!という気持ちにさせてくれます。
体験ダイビングは沖縄でもやりましたが、ダイバーライセンスに興味がわいたのは明らかに父島での体験ダイビングをしたからです。もっと潜りたい!もっと色々したいと思ったのは父島です。満足感を感じる点が沖縄と父島で異なっていた、というだけの話ですけどね。(シンプルな満足度で言えば沖縄の体験ダイビングのほうが高かった、ゆえにもういいか!と思っていた)

世界遺産に登録されていることや船で24時間かけないと行けないという点から、今の雰囲気が急激に変わることはないだろうと思います。
穏やかで、人々は過干渉ではないほどよい距離感をとってくれて、空も海も気候もいつもとは違う。

船の中では「娯楽が少なすぎるんだよね」と言っている人がいましたが、それもその通りだなって思います。
移動手段として選んだバイクも日常使いしている人、または過去に日常的に使っていた人じゃないと貸しませんというスタンスでしたし(転倒や事故を起こす人が結構いたみたい)、レンタカーは多くない。タクシーも少ないし、バスの本数も少ない。レンタサイクルなら電動自転車もあるので、活動的な人であれば問題ないけれど、そもそも行く場所は海岸ばかりだから、行った先で何をするのかも大切。それこそ沖縄やハワイみたいなリゾートを想定していたらそのギャップを埋めるのは大変かもしれない。

そこはもう、人次第。
楽しめる人にはすっごい良い場所でした。私たちの場合はポケモンGOがあったのも強みですけどね。行ったらそれで楽しいっていうのは貴重。
旅行に行ってまで?という人もいますけど、違う違う。旅行に行ったからこそポケモンGOをやるのです。
地域限定ポケモンサニーゴもばっちりGETできたし、悔いる点は一切ございません!(日本では沖縄と小笠原諸島のみ出現)

乗り物酔いが心配で…という理由であきらめている人が多そうですが、私のようにずーっと眠っているとかどうでしょうか。

島に着いたら、ちゃんとツアー予約していれば、しっかり楽しめます。
もちろん飛び込みで相談して当日や前日予約だった可能です。(小笠原観光協会で相談している人もいました)
海、楽しい!!
空、綺麗!!!

これ以上ないくらいのリフレッシュができました。
写真も綺麗だけど、やっぱり自分の目で見た景色が一番綺麗でした。

行ってみたいなーと思っている人は、チャンスが来たら行った方が良い場所だと思います。
本当に、心から。

それにしても、すっかり貯金が減ってきたので、そういう意味でも就活を頑張らざるを得ない状況ができあがりました。

気持ちも財布もスッキリしたので、プラスに変えて、毎日を過ごしていきたいと思います。

以上、小笠原諸島 3泊6日の旅、終了!!


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