今回は写真で辿る小笠原諸島旅行記5日目。

毎日濃厚だった父島での日々も、今日の15:30には出航。本日は前日にレンタルした原付バイクで島内観光です。

まずは朝一にチェックアウト。チェックアウトは8:00という普通ならありえない早い時間。とはいえ、今日の11:00にはおがさわら丸が入港してきて、そこには今日から泊まるお客さんが乗ってきます。私たちもついたらまずチェックインしに来たことを考えると、8:00チェックアウトも納得。
ちなみに【 ISHI P’ (いしぴ~) 】さんは、支払いは宿泊中いつでもOK。そう書いてあったので、2日目の夜にお支払いしました。
洗濯機も無料で使用可能。洗剤は受付で1回分を100円で販売してくれています。持参していけば完全無料。(父島のお店では普通の家庭用のものしか売っていないので注意)洗濯機も1日目(船の中で着ていた服/最終日に着ていく)、2日目、3日目(水着を水洗い)とふんだんに利用させてもらいました。
最初、着いたときに普通の民家の玄関だったときは多少焦りましたが、基本的に鍵も自己管理で、夜も遅くても玄関の鍵が開いているので、自由気ままな私たちにはぴったりでした。
キッチンが付いていたり、原付を借りる前に「停めていい場所があるか」確認したら、「あそこなら大丈夫ですよ」と教えてもらったり、穏やかかつ安心して宿泊できました。

速やかにチェックアウト。荷物は出航前まで置かせてもらえることを確認して、島内観光に出発!

父島気象観測所裏の大村海岸で見つけたシーグラス

まずは【父島気象観測所】に。バイクで2~3分。

父島初日の島内観光の時に、ガイドさんが「毎日2回9時と21時に観測用の白い風船を上げている」というお話を聞いたため、じゃあ見学しに行こうと思い、やってきました。
外で待っていると職員さんと思しき方が外にいらっしゃったので、見学したい旨をお伝えしたところ、どうぞどうぞと風船を上げる場所まで入れてもらいました。
ちょうど空気を入れている最中だったので、そこから説明していただきました。

風船が丸く膨らまないこともあるそうです。縦長とかになるらしい。
風船の下の方に観測用の測定機器が付いていて、ぶら下がりながら上昇。

風船を上げるときは人力。9:00ジャストに空へ。

恐ろしく天気が良いため、ずーっと目視で追えるという驚きでした。

風船を見送った後は、原付で父島一周に。主にバスでの島内観光では行かなかった場所を巡ることにしました。

長崎展望台方面に向かっている途中の道からみた大村海岸。

道の端には罠。ターゲットは「ノネコ」。野良猫とノネコは別ものだと父島で知りました。

原付のいいところは、道路状況を気にしながらも、すぐに止まって写真が撮れることだよね。つまり、道路標識が取れるってことだ!

ヤギ注意、ヤドカリ注意、オガサワラカラスバト(固有種)注意。
さすがにノネコ注意はないのね。

山道をぐいぐいと登って進んでいると【中央山展望台】を発見。上に行くとポケモンGOのジムがあるらしい。ふむ。でも、今回は山には登らないってことになってるし。うん。

登っとるやないか!!!
良い景色でした。ジムもちゃんと落として、配置してきました。

二見港まで展望することができたので、間もなく11時だったので、もう少し待っていればおがさわら丸が入港するさまも見えたのですが、時間がたっぷりあるわけではないので待たずに移動。

初日に着ていたら、停泊中のおがさわら丸が見れたんだろうなぁ。

お次は【コペペ海岸】。小港海岸には昼も夜も行ったけれど、コペペには行っていなかったので向かいました。

うーん、めっちゃ綺麗。親子ずれの観光客がいたり、地元の家族が釣りしていたり、シーカヤックをしている人もいました。

海岸でシーグラスを探してみたり

続いて【堺浦海岸】へ。ここはね、沈んでるんですよ、船が。
太平洋戦争中に魚雷攻撃を受け座礁した船。シュノーケリングができるようにしていれば、船の近くを泳ぐことができるし、シュノーケリングスポットになってます。

向かっている途中に見えた船。

海岸から見た船。

堺浦海岸を離れて、帰る途中に見えた上からの船。

この時点で時間が割とタイトに。まっすぐ【小笠原水産センター】に向かうも、お昼休憩中でした。ですよね、おがさわら丸入港日ですものね…。入ってすぐのプールにウミガメがいると聞いていたので、残念でしたが仕方ない。

というわけで、島内観光は以上となりました。
合間合間でポケモンGOのジムを回っていたので思ったよりも時間がかかってしまいました。バイクを返却したのが13時ごろ。
そのままお土産を購入するために【なんでも館 アサヒ薬局】に行きました。無事にお土産購入。ついたらすぐにお土産を買った方がいい、という情報も聞いたのですが、別にこれ取って困りませんでした。

船の中で食べるお弁当も買おうということで、【五六助 弁当】でオムライス・グリーンカレーを購入。

まだ時間はある!ということで、13時30分にお昼ご飯を食べるため【丸太】さんに入店しました。
食べログ評価父島内1位のお店。焼きイカのお刺身+おまけの卵焼き、青パパイヤの酢の物、島寿司、島魚のお寿司。どれもとってもおいしかったです。(ランチ終了14時ギリまで滞在させてもらいました)

お昼の後はホテルに戻って荷物を受け取り。本当にお世話になりました。

港にのんびり歩いて移動。
バイクを返す前に【エスコート】さんにたちよって、支払いと体験ダイビングの記録を書いてくれた冊子を受け取りました。このタイミングでおがさわら丸へのチェックインもしておいたので気楽です。

船に乗り込むまでは、やはりそこそこ待ちました。待っている間に酔い止め薬を飲む。
14時45分ぐらいには乗船。帰りは特2等寝台。荷物をベットに置いて甲板に移動。

お見送りは陸の上でも盛大でした。

みんな様々なレイを持っていて、出航したら海にポイ。
私も【エスコート】さんでもらった腕輪のレイを海に投げました。

小笠原のレイには、「船から投げるともう一度小笠原に来られる・戻ってきたい」という意味があるそうです。
それは潮の流れで、海に投げ込んだレイが浜に戻ってくることに由来しているとか。

私もレイを投げることができたの、嬉しかった。

海上から見る船でお見送りは、前評判通りすごかったです!
次々に船がやってきて、おがさわら丸と並走。
しばらく一緒に走ったのち、一隻ずつ近づいてきて「いってらっしゃーい!!」と言いながら一斉に海にダイブ。
もちろんダイブの仕方もかけてくれる言葉もそれぞれ違っている。

お世話になった中では【エスコート】さんも船を出していたので、飛び込んだ時には大いに拍手しました。
本当にお祭り騒ぎ。楽しかったです。

父島、最高に楽しくて快適で、たまらなくいい時間を過ごせました。幸せ。

船内に戻ってのんびり。往路では見逃した、日没・甲板で星空・日の出、これらを抑えることが復路の目標!

そんなわけで、日没時間をしっかりと確認して(船内に書いてくれている場所があることを、往路の途中で気が付いた)、少し早めにスカイデッキに移動。

めっちゃ綺麗。

月の光が海に映って道のように見えることを『ムーンロード』と呼びます。だとすれば、太陽の道は… … …サンロード?おかしいな、一気に薬局の気配。

雲も赤く染まって綺麗。
雲から海に伝うカーテンのようなもの、雨なんです。
空は晴れ、雲から雨、その下にも雲。さらに雨。そして海へ。
幻想的な景色が広がっていました。

日没後は海も赤く染まっていました。波は穏やか。
24時間船の旅、復路の始まりです。

日没を見送った後は、買ってきたお弁当をベッドで食べました。
オムライスがめちゃくちゃ大きかった。グリーンカレーがめちゃくちゃ辛かった。
どちらも美味しかったです!いかんせんボリューミーだったので、朝ごはんとして残すことに。今日はここまで。


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